一源三流(いちげんさんりゅう)
と言う言葉があります。剣道をやられていた方は道場にこの言葉が掲げてあり目にされた事もあろうかと思います。
一源三流とは誠の心という一つの源から三つの流れがあるという教えです。
一源三流は江戸期の儒者、伊藤仁斎の言葉だという説や幕末の剣豪、山岡鉄舟が唱えたという説もありますが、いずれも、三流の源は一つでそれは誠の心であり、この誠の心から三つの流れがほとばしる事で、三つの流れは「血」と「汗」と「涙」である事が言えます。
❇️初代官房長官、木村篤太郎先生も全日本剣道連盟会長で「一源三流」を座右の銘としていました。
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「誠の心」から三つ流れ
⚪国や正義を守るためには命を賭けて「血」を流す。
⚪自分や家族のために全身全霊を込めて働き「汗」を流す。
⚪友や人と喜怒哀楽を分かち合い共に「涙」を流す。
この「一源三流」こそが今の日本に求められている気概だと思います。
一源三流を自分なりに考えてみました⬇️
(一源) 誠の心
(三流)「誠」の心から三つの流れがある
三つの流れとは、
一、国のために血を流す(国家存亡の危機には、身を捨てて事にあたる“情熱”を)
一、家のために汗を流す(両親・兄弟の為、一心不乱に努力する“活力”を)
一、友のために涙を流す(友達のために、涙を流せる“情け”を)
「誠の心」は日本の心です。
情熱と活力と情けは、忘れてはいけないと、この言葉は説いています。